マウスピースでのいびき治療

マウスピースでのいびき治療は軽度〜中等症の睡眠時無呼吸症候群の人に効果があると言われています。

 

 

「スリープスプリント」と呼ばれる特殊なマウスピースを専門の歯科医が口の中を診察し、一人一人の歯並びやあごにあわせて調節します。

 

ボクシングで装着するマウスピースや通信販売や既製品で手に入るいびき防止グッズとも異なります。

 

 

 

 

下あごを前に4〜7o突き出した状態で固定することで、寝ている間に筋肉が緩んでも舌が沈みにくくなって気道が広がりいびきを防ぐことができます。

 

 

 

ただし、あごの関節に負担がかかってしまうので、顎関節に障害がある人には向かない治療です。

 

 

それ以外にも、歯が上下で20本以下の人、18歳以下の人、扁桃肥大が著しい人はマウスピースは使いづらいようです。

 

あとはマウスピースを口に入れるのが気持ち悪く感じるような神経質な人にも向いていません。

 

 

 

それでも、手術などに比べて手軽で持ち運びも楽にできるのがいい点だと思います。

 

内科で睡眠時無呼吸症候群と診断されれば健康保険も適用されるので、3割負担の人で1〜2万円くらいで作れます。

 

ただし、保険適用になるマウスピースの種類とならない種類とがあります。


マウスピースの種類

医療用のマウスピースには保険適用のものと適用外のものがあります。

 

保険適用になる上下一体型タイプ(ワンブロックタイプ)

 

上下をかみ合わせるような形で、下顎を前に突き出した状態を保持します。

 

装着時は口は閉じたままで会話はできません。

 

素材は透明の樹脂。ほとんどが日本製で口の小さい日本人に合わせたもの。

 

 

 

保険適用外の上下分離型タイプ(ツーブロックタイプ)


海外でつくられたものが多く少し大きめですが、あごの動きを規制しながらも装着中に口を開けることができて会話したり水を飲んだり咳やあくびもできます。ただ、高額で15万くらいします。

 

マウスピースについての疑問

歯科治療中だとダメですか?

 

歯の形が変わるとマウスピースがあわなくなってしまうので、虫歯の治療後に作成開始になります。

 

インプラントを始めたばかりの人や歯列矯正中の人は歯科医師に相談しましょう。

 

 

 

 

一度作ったら、ずっと使えるの?

 

歯の状態が変わったりすることもあり、素材の劣化や緩みがでることもあるので、数年で作りかえる必要が出てきます。

 

 

 

 

入れ歯を使っていますがマウスピースは作れますか?

 

自分の歯に固定する必要があるので基本的には20本くらい歯がないと作れませんが、一度かかりつけの歯科で相談してみてください。

 

 

 

 


マウスピース作成の流れ

呼吸テストの実施

 

マウスピースの作成でいびき治療に効果があるかを調べます。

 

 

上下の歯型をとる

 

かみ合わせや歯の状態なども調べ、むし歯があれば先に治療します。

 

 

できあがりを確認、上下を固定

 

できあがったマウスピースを実際に装着してみます。
(下あごを数ミリずらして仮り留め状態で使用)

 

 

実際に使用する

 

2週間から一か月使用し、あごの関節が痛くならないかなどをチェックします。

 

 

微調整と本固定

 

数回の受診で微調整をし、問題がなければ上下の固定を強固にし、きれいに研磨してお渡し。

 

 

 

 

 

マウスピースのメンテナンス

マウスピースは入れ歯と同じように口の中に入れるものなので、清潔な状態を保てるようにメンテナンスが必要です。

 

 

朝起きてマウスピースを外したら、水を流しながら歯ブラシでマウスピースの汚れを落とします。

 

傷がつくとそこに汚れがたまりやすくなるので、硬い毛の歯ブラシや研磨剤入りの歯磨き粉を使うのは避け、やわらかめの歯ブラシでやさしく洗いましょう。
電動歯ブラシも傷つけてしまう原因になるので、避けましょう。

 

また、熱いお湯で変形してしまうこともあるので、水を使いましょう。

 

 

 

歯ブラシだけだと隅々まできれいにするのが難しい場合は、洗浄液にひたすタイプの入れ歯洗浄でお手入れしましょう。

 

そのときは装着する前に歯ブラシでさっと洗うようにします。

 

 

 

 

また、材質上乾燥で変形することがあるので、装着していない時は容器に水を入れて保管します。

 

旅行などで携帯するときは、乾燥させないように水を含ませたティッシュで包むなどの注意が必要です。

マウスピースを使ってあごが少し痛い場合は?

マウスピース使用時は、かみ合わせを不自然な位置で固定するのであごが痛くなる場合があります。

 

痛みが起床時だけですぐ治る場合は心配いりませんが、痛みが続いてひどくなる場合は専門の医療機関を受診しましょう。

 

また、あごのストレッチを行うと痛みが予防できます。

 


両手を使い、指の力で口を大きく開けます。

 

あごがはずれるくらいまで、大きく開ける必要はありません。


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